Q:大学留学を決意したきっかけ、また国をアメリカにしようと思った理由を教えて下さい。
A:初めはイギリスにも興味があり、大学留学をする上ではアメリカと迷いました。ただ、家庭の環境でアメリカから来た方を家に招く事や、アメリカ人の友人が多かった事もあり、自然とアメリカを選ぶ様になりました。大学留学を決めた最大のポイントは、日本の大学に正直、興味を持てなかったからなんです。日本の大学では学習に励むというより、遊んでいるイメージが強かった為、そして前から興味があった心理学と英語の両方を学びたかったので大学留学という決断をしました。
Q:大学留学を決めた後の準備について、具体的に教えて下さい。いつ頃、どの様な準備を始めたのでしょうか? A:大学留学を考えはじめたのは高校2年生の時くらいですが、実際に準備や行動を取り始めたのは高校3年生の夏くらいからです。とにかく大学留学をする上で欠かせない英語の勉強にまずは取り組みました。TOEFLの受験も早めに行い、英語の学習に励みました。ICCのアドバイザーさんからは自分に合った学校を幾つか紹介して頂き、11月頃までには進学先の大学を決めて、願書の準備、出願も済ませていました。
Q:留学エージェントをICCに決めた理由を教えて下さい。
A:初めは様々な留学エージェントを調べて、また資料も沢山集めていました。他のエージェントが少し営業色が強かったのに対して、ICCは強制的ではなく、私の留学に対して一番親身になって相談に乗ってくれ、信頼出来る会社と思ったからです。また、提携校に縛られずに自分にあった大学を全米から選べる、という点が魅力的でした。
Q:アメリカに出発する前、どんな勉強をしていましたか?特に英語の学習について教えて下さい。
A:とにかくTOEFL中心の勉強を続けていました。その中でもリスニングを中心に学んでいきました。英語の学習は特別塾などに通うこともなく、書籍を買って、独学で進めていきました。自分だけで進めていくのはとても大変でしたが、出来る限りの勉強はしたつもりです。実は留学そのものはお母さんには反対されていたので、日本の大学にも併願受験をする予定で、国内受験と留学用の勉強を両立させるのは正直厳しかったですね。初めて受けたTOEFLはPBTで460点でした。英語は元々苦手分野だったのですが、高校時代の英語の先生との出逢いによって英語に対して興味が湧き、好きになった教科なんです。好きな教科だからこそ、頑張れたというのもあります。
Q:容子さんが留学されていた大学について、教えて下さい。
A:生徒数1,200人の小さなリベラルアーツ大学でした。大学ランキングを発表している機関、US Newsでは南部部門で毎回トップ10入りをしている優良大学です。留学生は全体で50人ほど、日本人は10人もいない大学なので、英語を話す機会は他校に比べて多いと思います。また大学の講義は一クラス多くても25人程度なので、先生との距離も近く、クラスメイトとも仲良くなり易い環境です。大学の教授はみんなPh.D(博士号)を持っている優秀な方ばかりで、質の高い教育が受けられました。大学のあるエリアは田舎だったので、勉強に集中でき、学生も地域の人もみんな素朴でフレンドリーな方ばかりでした。大げさではなく、キャンパス内を歩いているとクラスが違う人でも普通に挨拶をしてくれるような環境でしたので、私はとても気に入っていました。
Q:容子さんの専攻について教えて下さい。
A:専攻は心理学部のChild developmentです。児童心理学という事もあり、周りのクラスメイトは将来、学校の先生になりたい人もいて、どちらかと言うと教育学部に近いかもしれません。私は人の心理、人との接し方に興味があり、子供が好きだった事からこちらの専攻を選びました。大学内にある小学生向けの補習校でアルバイトをしていたので、実践的にも役立つ部分が多かったです。
Q:留学中、何かびっくりした出来事、問題などはありましたか? A:まずは勉強量が日本と全く異なることに初めびっくりしました。過去にこれほどまで勉強したことが無い…という位学んだ時期でした。少し驚いた事は、時間の流れがとてもルーズ、交通機関も人との待ち合わせも30分から1時間遅れは当たり前、という事はびっくりしましたね。そしてアメリカにいると日本の接客やサービスが非常に丁寧だということを痛感します。アメリカの方はそこまで愛想が良く、丁寧なわけではありませんので…(笑)。
大きな問題はありませんでしたが、1度だけスーパーに行く途中、道を歩いていたら車から空き缶を投げつけられた事があって、それはさすがにショックでした。しかしそんな経験もあって大分精神的に強くなったと思います(笑)。気が強く、言いたい事を言う性格にお陰でなりました。日本にいた時とは大分性格が変わった様に思います。
Q:アメリカに出発して卒業するまでの期間、どの位かかりましたか?
A:留学を開始して卒業するまでは全部で4年と1ヶ月かかりました。2005年4月から語学学校に通い、2006年2月に大学の正規クラスで学ぶ様になりました。
語学研修と大学を合わせると、通常5〜6年ほど卒業するまでにかかりますが、私は夏休みや冬休みを毎回返上してクラスを取っていたのでこの期間で卒業することが出来ました。休みが全くない留学生活でしたが、存分に学ぶことができて非常に充実した日々でもありました。
Q:留学に関して資金面を気にする方が多いですが、実際にはどうですか?また、特別お金の事で工夫していたことなどありますか?
A:やはり資金面に対しては不安があったので、私は奨学金を出してくれる学校を選びました。大学に入学してから卒業するまでの期間、有難いことに年間約120万円を付与される奨学金をずっと頂きながら勉強が出来たのでとても助かりました。奨学金は高校の成績(5段階評価中3.7〜3.8くらいでした)が入学時は重視され、大学に入ってからは大学の成績(GPA)によって金額や継続してもらえるかが決まります。私が通っていた大学は奨学金が豊富で有名、ローンや返済不要の奨学金を含めて約90%の学生がこういった恩恵に授かっていたと思います。現地の学生だけでなく、多くの留学生も同様にもらっていたので、州立4年制大学に行くよりも結果的にリーズナブルだったと思います。
Q:アメリカは車社会ですが容子さんも車は持っていましたか?また多くの留学生は車を所有するのでしょうか?
A:実は私は車を持たなかったのです。維持費がかかるので、使うときだけレンタカーを借りて乗っていました。運転免許は現地で取得しましたが、これは非常に簡単なもので、1日に1時間、運転の練習を5日間して20ドルで取れるものだったのです。日本の教習所の仕組みとはだいぶ異なりますよね。私は普段は歩いていったり、自転車で移動することが多かったですね。でも留学生は持っていた子が多かったようです。無いよりはあった方が絶対便利ですが、私は大学寮に4年間滞在していたので、車が無くても生活に困るような事はあまりありませんでした。
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学校イベントで友人と |
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他の国から来ている留学生仲間と |
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友人たちと一緒に |
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学校キャンパスで仲間と一緒にくつろぎ中 |
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仲良しの友達と |
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留学生のみんなと一緒に |
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キャンパス内でパチリ |
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補習校の可愛い生徒たちと |
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みんなで雪だるまを合作! |
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卒業セレモニーで友人と |
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大学留学を締めくくる卒業式 |
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