ICC国際交流委員会の大学留学プログラム 大学留学体験談

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シアトル事前研修に参加して
リスニングとスピーキングが飛躍的にアップ





参加コース:アメリカ大学合格保証プログラム
参加期間:2008年5月〜8月(シアトル事前研修)、2008年8月〜留学中
留学先:Northampton Community College(アメリカ・ペンシルバニア州)

1989年生まれ、神奈川県出身。2008年8月より、ペンシルバニア州にある2年制カレッジで留学を開始(専攻はLiberal Arts)。2008年5月より約3ヶ月間、シアトルでの事前研修に参加した。留学後、飛躍的に英語力が身につき、日本人の少ない学校の中、現地の友達もたくさんできて毎日のクラスにも積極的に参加している。


TOEFLのスコアで悩み過ぎない方がいい

Q:大学留学の動機は?
A
:高校2年生の時に、オーストラリアで約2週間のホームステイを経験しました。その時に、海外に対しての憧れがものすごく強くなって、自然と英語にも興味を持ち始め、「留学も一つの手かな」と考えるようになりました。親に相談したら、両親もつくづくそう思っていたようで、決して否定的なことは言われませんでしたが、治安面のことなどは少し心配していた様子でした。

Q:英語の成績はどれくらいでしたか?
A
:高校時代の英語の成績は5段階評価でAでしたが、TOEFLは大学に出願できる最低ラインのスコアでした。

Q:カレッジ入学前に、シアトル事前研修を受けられたそうですね。
A
:ワシントン大学の付属語学学校で研修しましたが、UWはとても広くて、キャンパス内にバスが走っていたり、ボーリング場があったり、すぐ近くには学生街が立ち並んでいて、勉強するにはもってこいの場所だなぁ、と思いました。とにかく広くて自然に恵まれている環境ですね!

Q:シアトル事前研修の授業内容はいかがでしたか?
A
:何より「英語」で苦労しましたが、UWの先生も留学生を配慮して、少しゆっくり話してくれたので、授業自体は意外とスムーズにやっていましたね。はじめの頃は、他の留学生と話す時にとても緊張したのを覚えています。

Q:事前研修で身に付いたのはどんなことですか?
A
:日本で想像していたアメリカでの生活が現実になり、UWでの研修とホームステイをする中で、「俺はいまアメリカにいるんだ!」「アメリカで生き抜くぞ!」という心構えとか、サバイバル観(?)が身につきました! アメリカの生活環境に慣れることができるのは、シアトル事前研修を受けるメリットだと思います。
それと、リスニングとスピーキングがものすごく伸びました! 語学力を伸ばすために、バスの中で広告を見つけたら、すぐに辞書で調べたり、ホストの人となるべく一緒にいて話すようにしていましたね。わからない言葉が出て来るたびに、辞書で調べました。

友達とカフェにて

大学の友達と一緒に

大学のキャンパスの様子



Q:研修時のホームステイ先はどんなファミリーでしたか?
A
:自分がステイしていたのはイングランドとアイルランドからの移民のご夫妻で、かなりのお年寄りでした。夫婦2人暮らしでしたが、他の親族の方が頻繁に来て、一緒に御飯を食べたりけっこう賑やかでしたね。ご飯もおいしいし、洗濯もやってくれたりと、まさに天国状態でした。シャワーは10分以内と決まってましたが、これを我慢すればどうでもなかったですね。本当に恵まれていましたよ!

Q:現在留学中のカレッジを選んだ理由は?
A
:カレッジがあるBethlehemという街は、実は、アメリカ産業革命発祥の地! なるべく都会に近いところを選んだんですが、ここはICCの先輩がいたみたいで、信頼できると思ったからです。現在は、現地学生と留学生の割合は9:1か8:2くらい。1クラスの学生数は平均20人くらいですが、クラスによっては留学生1人ってこともあります。日本人留学生は、自分もいれて4人です。

Q:現在の専攻は?
A
:専攻はLiberal Arts(一般教養)です。「これだ!」という専攻をまだ模索中だったので、なんでも取れる専攻にしました。
授業の中では、今のセメスターで取っている「World Geography」は、毎回の授業をとても楽しみにしています。最初は「地理だから、ずっと地図とにらめっこしているのかなぁ」と少し不安でしたが、その国の情勢や言語などもわかって、ものすごく楽しい授業です。

Q:苦労している課題などはありますか?
A
:スペイン語に苦しんでいます。初歩のスペイン語のクラスのはずなのですが、意外とみんなスムーズにこなしていて、自分だけ置いていかれている気分がしてなりません。

Q:カレッジではどのように友だちを作りましたか?
A
:こればっかりは運もあると思いますが、自分の場合はもともとの服装が黒人ぽかったので、黒人の学生から「どこからきたの?」とか「その服かっこいいねぇー」とか言われて、その辺から友達の輪が広まっていきました。現在は寮生活をしていますが、ルームメイトから輪が広がっていったりもします。

Q:休みの日はどんな風に過ごしていますか?
A
:休日はルームメイトは自分の家に帰るので、部屋でのんびりしています。日本人は人に気を使う性質(?)があるからか、自然とストレスがたまるし、毎日英語を聞いてても神経をものすごく使うので、休みの日は頭を使わずにひたすらゴロゴロしていますね!

Q:カレッジ卒業後の計画は?
A
:今は本当にまったくの未定です。もちろんこの留学を生かせる職に就きたいとは思っていますが。アメリカに来ていろいろな人と出会ったので(他の国の留学生も含め)、その人たちがいる国をいつか周ってみたいですね。

Q:アメリカ大学留学を目指す学生に、アドバイスをお願いします。
A
:こんな言い方をしてしまうとものすごく無責任な気もしますが、「迷っているなら来てしまった方がよい!」と僕は思います。TOEFLで悩んでいる人もいるかと思いますが(僕もそのうちの1人だったので)、うちの学校みたいにTOEFLがなくて、プレイスメントテストを受ける仕組みの学校もあるので、TOEFLで悩み過ぎないでください。英語はその国に行ってから本当に力がついていくものです!


青木くんを担当した横浜オフィスのカウンセラーより
tvk国際交流委員会
留学カウンセラー
笠井 葉子(かさい ようこ)

●青木佑介くんへひと言
青木君が初めてオフィスにカウンセリングに来てくれたのは、高校2年の2月でした。「海外でジャーナリズムを勉強したい」クリアーな目的を持ち、興味があったニューヨークを自分の目で確かめに渡航するなど、行動力もありました。疑問に思ったことはそのままにせず、ひとつひとつ質問してくれ、また、TOEFLの勉強も頑張りました。入学先のNorthamptonでもアメリカ人に負けないくらい頑張っている青木君を見ていると、(お手伝い出来て本当に良かったな)と、心から嬉しく思えます。これからまた進路のことなど色々と考えることが多くなると思いますが、彼ならきっと大丈夫、自分が心から納得できる道で成功できると信じて陰ながら応援しています。

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