ICC国際交流委員会の大学留学プログラム
大学留学体験談
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■大学留学体験談〜アメリカ〜 <2年制大学>
留学して自分の英語力の伸びを実感
友達とのグルメな異文化体験もとっても楽しい毎日です
1984年生まれ。東京都出身。都立昭和高校卒業。
2003年9月〜テキサス州のLon Morric Collegeに留学中。
英語圏での生活で
自分の英語力を伸ばしたい
 私が留学をしようと思ったのは、国際関係学と英語の両方を学びたかったから。世界各地の政治、経済、人々の行動、生活様式などを知ることで、国際社会が直面する問題を考えていけたらと思っています。それにはアメリカの方が日本よりも国際関係学の内容が充実していると思い、また、英語圏での生活で自分の英語力を伸ばし、いろいろな国の人と知り合うことが、将来にプラスになると思いました。
 しかし自分の英語力に自信があった訳ではなく、実際に言葉を理解し、授業についていけるのか毎日不安に思っていました。留学を決意した以上頑張らねばと思い、日本にいる間は英会話の学校に通ったり、NHKの語学番組を見たりと毎日英語の勉強を続けていました。留学先を決める参考になると思って受けたTOEFL(コンピューター試験)は130点でした。
 留学について両親は、「自分のやりたいことを自分の意志でやりとげなさい」と賛成してくれ、色々な面で力になってくれました。
アドバイザーの確かなサポート
英語力の不安も徐々に解消
 Lon Morric Collegeでは、留学生用のオリエンテーションはなかったので、アメリカ人の方と同じオリエンテーションに参加しました。大学でのアドバイザーはESL&Englishの先生なので、私の英語力にあった授業を進めてくれます。エッセーを書くときなど、いつも見てもらっていました。英語の他、生活面など分からないことをアドバイスしてくれるので心強いです。
 語学コースのESLは普通の授業と平行して1年間とりました。学部の授業との両立で毎日しっかり英語の学習をしていましたので、留学前に不安に感じていた英語も、渡米後半年ほどで、日常会話には支障がないようになりました。留学して初めのころはホームシックになり、気持が落ち込んだ時期もありました。でもICC留学で同じようにアメリカにいる友達とお互いに励まし合ったり、また大学の友人達も私の支えとなってくれたりして、時間が経つに連れて慣れてきました。
授業はディスカッション中心
自分の考える力が養われます
 大学で受講している科目は、New gathering & Writing, English, Astronomy, Economics, US History, Jogging, Choirがあります。月水金は50分、火木は75分という授業時間です。1クラス10〜20人ほどで、お互いにディスカッションしながら、授業を進めているので、内容の充実した講義を受けることが出来ます。皆、自分の考えをしっかり持っていて、自分の言葉で表現しています。ディスカッションの中では、常に自分の意見が必要となるので、自分自身で考える力が養われると思います。
特に好きな科目はChoirです。聖歌隊で、聖歌を歌う授業ですが、大きな声で歌を歌うのは気持ちが良いものです。また先生が日本人留学生に対してとても親切に接してくれます。毎回この授業は楽しみにしています。
楽しい寮生活を送っています
 住んでいる街はアメリカ西部の田舎といった感じで、とても自然が多いです。現在学校の寮で生活しています。ルイジアナから来た子がルームメイトです。すごくきれいな子で以前モデルをやっていたそうです。学校内に寮があるので通学時間が短く、寮では友達と一緒で楽しいというメリットはありますが、やはり個人の時間が少なくなってしまうので、放課後は課題や復習のために、図書館に行って毎日5時間くらい勉強をしています。
 休み時間は、広々としたキャンパスで外の風にあたりながら友達と話しをしている事が多いですね。それから昼食と夕食は大学の食堂で食べます。メニューは大抵ハンバーガー、フレンチフライ、BBQ、ピザなどですが、皆との食事は楽しくて、ついついおしゃべりに花が咲いてしまいます。
 寮費は学費に含まれているのでそれほど生活面でお金がかかることはありません。携帯電話は持っていませんし、日本などへの国際電話も月に1000円ほどで済んでいます。そのかわり、インターネットを利用してメールのやり取りをする事が多いです。
週末は友達とスポーツで汗を流し
充実した休みを過ごしています
 友達はアフリカ人、アフリカンアメリカ人、ヒスパニックの人が多いです。初めの頃、友達が出来るか不安でしたが、いつも笑顔でいろいろな人と話し、他の国のことに興味を持つようにしていたら、自然と友達が増えていました。みんな、学校で知り合った友人です。
 週末には友達とテニス、ジョギング、ジムでのエクササイズなど、いろいろなスポーツを楽しんでいます。住んでいる街には大きな湖があって、そこでクルージングをしたり、泳いだり、バーベキューもできます。思いっきり体を動かしていると、スカッとして気持ちがいいです。また、車で30分ぐらいの所に映画やショッピングのできるお店があるので、友達と出掛けることもあり、週末は楽しく充実して過ごしています。
 今年の夏休みは日本に帰りましたが、それ以外の休暇は、アメリカに移民してきたアフリカの友達の家に行ったり、ICC留学の友達の所に行ったりして過ごしています。
友達との試食会で様々な料理に大満足
 留学して良かったと感じるのは、いろいろな国の友達ができ、様々な文化を知る事ができる点。そしていろいろな料理が食べられることでしょうか。友達と自分の国の料理を作りあって試食会を開いたりしています。
 アフリカンの友達が作ってくれたアフリカ料理。魚、野菜、唐辛子で作ったスープをご飯にかけて食べる料理で、ピリリと辛いけど、何度でも食べたくなります。メキシカンの友達が作ってくれたのは、トルティアというピザの生地のようなものにチーズ、唐辛子ソースをかけて焼く料理。これも少し辛いけど、とっても美味しかったです。今まで知らなかった味に出会う事が出来るので、試食会はとても好奇心がわきます。
 生活で不便なことは、車がないこと。やはり広大な国なので、車があったほうが断然便利ですよね。それから図書館が夜10時までで閉館してしまうこと。もう少し図書館で勉強していたいのですが・・・。
専攻の国際関係学をめざして
4年制大学へ編入希望
 Lon Morric Collegeはそれほど大きくないので、皆と直ぐに知り合いになれて、先生も生徒もフレンドリーに接し合えます。勉強するにはとっても良い環境で、満足しています。今は短大なので、4年制の大学に編入して、自分の専攻の国際関係学を学びたいと思っています。これからは国際化の時代ですので、異文化を肌で感じ、理解し、国際人として生きる力をしっかりと身につけたいと思います。そのためにも良いGPA(学業平均値)をキープして、残りの1年間勉強や友人達との時間を有意義に過ごしたいと思っています。
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