本記事では、Bachelor課程へ単位変換して編入する手続きを解説します。

大学編入の概要は前記事を参照してください。

2-1. 単位変換に必要な書類

 

 

単位変換の申請には

A)英語版 成績証明書

B)英語版 卒業証明書

C)英語で 履修単位を説明する書類(シラバス)

の3点が必要となります。

AとBに関してはそもそも入学申請をする際にも必要になるので、

早めに卒業校にお願いしておいた方がいいと思います。

大概の学校で1週間程度で作成してくれるはずです。

 

問題はCの英語版シラバスです。

大学によっては英語版のシラバスを用意しているところもあるそうですが、

ほとんどの大学・高専では準備がないようです。

 

僕も母校に問い合わせましたが、

“英語で履修単位の証明ができるような書類は用意しておらず、学校側で作成することはできない”

“ご自身で作られたらどうですか(笑)?”

との返答をいただきました。

 

自分で作るといっても、高専で履修した専門教科は45あり、その全てのシラバスを英訳するのは

大変な時間が必要です。

しかも単位変換に応じてもらえるかは不透明。

でも、やりました。

丸3日部屋にこもり、ずーっとパソコンに向かい続け

なんとか全専門教科のシラバスを英訳し終えました。

 

2-2. 提出書類のゆくえ

 

 

書類は大学の事務局に提出します。

(Taylor’s大学ならAdmissionsオフィスです。)

 

大学のオフィスが 書類の正当性を精査し、単位変換するに値するかどうか判断します。

単位変換に値するとAdmissionsオフィスが判断し、

単位移行へのプロセスへ進むことができれば、書類は学部のオフィスへ渡されます。

 

学部のオフィスは、習得単位がどの教科と単位変換できるか確認します。

そして、単位変換の結果を新たな書類としてまとめます。

 

その後、全ての書類はマレーシアの教育省へ送られます。

最終的にはマレーシアの教育省にて単位変換の結果が妥当であるかどうか審査されるのです。

 

単位移行が教育省に認められれば、書類は大学のAdmissionsオフィスに返却されます。

単位が免除される科目を除いた新たな時間割をAdmissionsオフィスが作成してくれます。

これらの結果を受け取って、単位変換の手続きは終了です。

 

2-3. 忖度(そんたく)してもらう

 

“単位変換の手続きには2週間必要”というのが大学側の返答でした。

が、さすがマレーシア。結局、倍の4週間かかりました。

なので、単位変換には1ヶ月前後の審査期間がかかることを想定しておいた方が良さそうです。

 

また、第1章にも書きましたが 単位変換は基本的には受け付けてもらえません。

担当者は明らかに嫌々な態度、それでも作業を進めてもらわなければいけない。

なので、僕は2日に一度は大学のオフィスに顔を出し、

進捗状況を確認しその都度感謝の気持ちを伝え、プレッシャーをかけ続けました。

現金での賄賂はダメなので、和菓子を差し入れるなどして便宜を図ってもらえるようにしました。

 

僕は日本で入学手続きを済ませ、5月にマレーシアへ渡りました。

編入手続きはマレーシアに来てから英語テストの結果を待っている間に行いました。

仮に日本からメールのやり取りで、編入手続きを依頼していたら

おそらく却下か放置だったと思います。

 

マレーシアでは思うようにいかないことだらけで辟易することが多いですが、

今回の手続きで 担当者と顔を合わせ 直接訴えることの大切さを学びました。

 

2-4. 編入して良かったこと・大変なこと

 

編入するということは 半年なり1年なり、大学生でいる期間が短くなるということです。

なので、単純にお金の節約になります。

僕の場合はFoundation課程含め トータル2年分短縮できたので コスパ良く大卒になれそうです。

 

 

結果として、周りの友人は年上の人も多くなりましたが、

マレーシアには先輩後輩の関係性は無いので人間関係はフラットで気楽です。

 

逆に授業についていくのは大変になります。

僕が今直面している最大の困難は、“Computer Applications”という科目です。

この科目では“Revit”という先進的な3D建築ソフトを使って製図する方法を学ぶのですが、

かなり難しく、ついていくのが大変です。

日本でサボって来た自分が悪いのですが。

 

僕はマレーシアに来るまで 英語圏の留学経験は無く、

建築と並行して英語も身につけていかなければいけないので

なかなかのプレッシャーを感じる日々です。

 

2-5. 終わりに

 

長く複雑な手続きだったので、記事も長く複雑になってしまいました。

 

マレーシアの大学で単位変換を行なった日本人はいままで1人もいなかったそうです。

前例のない事ゆえ、大変ではありましたが いい結果が出たので報われました。

 

この記事が大学編入を検討されている方の手助けになれば幸いです。

手続きの準備をする前に 把握しておいた方が良いことは、

大学や学部によっては編入しても免除される単位分学費が減免されず

通常の学費を払わなければいけなかったり、

そもそも編入制度自体が無かったりすることです。

ですので、準備する前にまず大学側に確認してみることをお勧めします。

 

ではまた次の記事で!

Taylor’s大学の渡辺康平がお送りしました〜。

 

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