2009年12月20日(日)実施分

「ICC海外大生就職ガイダンス」終了レポート!

2009年12月20日(日)にICC東京本部(恵比寿)で実施された海外大生就職ガイダンスが無事終了いたしました。年2回、夏と冬で実施されているこのガイダンスは皆さますっかりお馴染み、年々参加者が増え、今回は保護者を含む11名の方が参加されました。前回までは朝から夕方まで終日かけてのガイダンスでしたが、「集中力が途絶えてしまう」「色々な情報がありすぎて結局覚えきれない」などのご意見から、今回は午後1時から5時までの4時間に短縮して本当に必要な情報やトレーニングだけに集中して実施しました。講師はお馴染み石川和美先生です。

◆レクチャー部門 13:00〜14:00◆

『石川講師による日本の最新就職事情』

講座の前半は現在の就職事情と今後の傾向についてお話がありました。石川先生は海外生活が長いICC生の為、昨今日本で報道されているニュースや記事をピックアップしてご紹介、海外大生の為の就活戦略などを教えてくれました。一つの記事には「大卒の内定率62.5%」という明るい記事が見当たりました。しかしどうやら実際の所は上位大学の内定率のみを掲載していたり、ランダム統計の為実数はこれより大分下回るのだとか。実際の所、日本国内での就職率は4〜5割が妥当な数字だそうです。これでは情報量と就活のトレーニング時間が圧倒的に少ない留学生にとっては厳しい状況。そういった厳しい現状を切り抜ける方法を熱心に指導してくれました。

◆実践部門 14:00〜17:00◆

『好印象の作り方。“一緒に働きたい”と思わせるテクニック』

講座の後半は実践講座です。留学生は高い能力や豊富な経験を持っているにも関わらず、それをうまく引き出せていない学生が多いそうです。面接に繋げるための効果的な履歴書の書き方、限られた時間の中で自分を最大限に引き出す方法、うまくプロデュースする方法を石川先生が徹底指導。面接の鍵は「第一印象」、そして企業の方達に「一緒に働きたい」と思わせる事。それらは実は優秀な成績や高い英語力でなく、身だしなみ・表情・話し方で決定してしまうのだそう。今回参加した学生は皆優秀な方ばかりでしたが、始めのうちは非常に表情が硬く近寄りがたい雰囲気を持っていました。服装や髪型、表情と声のトーンを徹底的に石川先生に指導され(時に少し恐い!?)、面接の模擬講座を行いました。繰り返す内に皆さんどんどん上達し、講座終了後は相当な「面接力」を身につけていました!
石川先生の講座を名残惜しそうに、参加者の皆さんは終了後も30分近く質問や相談をしていました。

■ 参加者の声 ■

T.Mさん(オーストラリア)
「前回とはまた違ったセミナーだったので、とても良かったです!(今回参加2回目)」

T.Oさん(オーストラリア)
「就職についての細かい所からマナーまで教えて下さったので良かったです。」

K.Sさん(アメリカ)
「就活時のマナー、服装、履歴書やESの書き方など、全て役立つものばかりで非常に満足です。」

H.Tさん(オーストラリア)
「知らない事ばかりだったので、非常に参考になりました。滋賀からこのガイダンスに参加する為に東京まで来ました。地方でも開催してくれると助かりますが…」

K.Iさん(オーストラリア)
「履歴書の具体的な内容など、良かったです!」

M.Kさん(オーストラリア)
「全て為になりましたが中でも履歴書の書き方が良かったです。」

H.Hさん(アメリカ)
「今回2回目の参加です。ガイダンスにはスーツを着て来ました。その為スーツのチェックもしてもらえて翌日に控えているキャリアフォーラムにも自信を持って着ていけます。その他マナー、自己PRの方法を勉強出来て良かったです。」

M.Tさん(オーストラリア)
「面接、マナー、自己PRなど就職するにあたって重要な事が一度に学べて満足です。」

Y.Sさん(オーストラリア)保護者
「初めての経験で、知らないことが良く分かって良かったです。」

Y.Aさん(アメリカ)保護者
「全てにおいて満足です。(学生)本人がまだ大学2年目で実感は無いと思いますが、前回6月の午前の部には参加していました。次回の夏も帰国したときには是非参加させたいと思います。」

K.Uさん(オーストラリア)保護者
「ガイダンスの内容には満足しました。(学生)本人は海外からインターネットを見ている状態だけで具体的な行動は起こしていません。これからも色々アドバイスをもらいたいと思います。」

<次回の告知>

次回の開催は2010年夏を予定しています。ICCの海外大生にはメール、郵送などでガイダンスの告知を致しますので次回も是非ご参加下さい。今後もICCはみなさんの就職活動を応援します!