ICC国際交流委員会の大学留学プログラム 大学留学体験談

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以前より興味があった空港業務に内定!
留学で培ったコミュニケーション能力を発揮したい





参加コース:アメリカ大学合格保証プログラム
留学期間:2005年4月〜2009年5月
留学先:Maryville College(アメリカ・テネシー州)

1986年生まれ。埼玉県出身。高校を卒業後、2005年4月より渡米。留学先はテネシー州の私立4年制大学Maryville College。渡米後、大学付属の語学学校に約8ヶ月在籍し、その後同大学の正規学部課程に進学。昔から人間の心理、人と接する事に興味があった事から専攻は心理学学部のChild Development and Learningを選ぶ。2009年5月に大学を卒業、同年9月より航空業界で勤務予定。


大学留学は学びたい人にとっては最高の場。楽しみたい人には間違った場だと思います。

Q:大学留学を決意したきっかけ、また国をアメリカにしようと思った理由を教えて下さい。
A
:初めはイギリスにも興味があり、大学留学をする上ではアメリカと迷いました。ただ、家庭の環境でアメリカから来た方を家に招く事や、アメリカ人の友人が多かった事もあり、自然とアメリカを選ぶ様になりました。大学留学を決めた最大のポイントは、日本の大学に正直、興味を持てなかったからなんです。日本の大学では学習に励むというより、遊んでいるイメージが強かった為、そして前から興味があった心理学と英語の両方を学びたかったので大学留学という決断をしました。

Q:大学留学を決めた後の準備について、具体的に教えて下さい。いつ頃、どの様な準備を始めたのでしょうか?
A
:大学留学を考えはじめたのは高校2年生の時くらいですが、実際に準備や行動を取り始めたのは高校3年生の夏くらいからです。とにかく大学留学をする上で欠かせない英語の勉強にまずは取り組みました。TOEFLの受験も早めに行い、英語の学習に励みました。ICCのアドバイザーさんからは自分に合った学校を幾つか紹介して頂き、11月頃までには進学先の大学を決めて、願書の準備、出願も済ませていました。

Q:留学エージェントをICCに決めた理由を教えて下さい。
A
:初めは様々な留学エージェントを調べて、また資料も沢山集めていました。他のエージェントが少し営業色が強かったのに対して、ICCは強制的ではなく、私の留学に対して一番親身になって相談に乗ってくれ、信頼出来る会社と思ったからです。また、提携校に縛られずに自分にあった大学を全米から選べる、という点が魅力的でした。

Q:アメリカに出発する前、どんな勉強をしていましたか?特に英語の学習について教えて下さい。
A
:とにかくTOEFL中心の勉強を続けていました。その中でもリスニングを中心に学んでいきました。英語の学習は特別塾などに通うこともなく、書籍を買って、独学で進めていきました。自分だけで進めていくのはとても大変でしたが、出来る限りの勉強はしたつもりです。実は留学そのものはお母さんには反対されていたので、日本の大学にも併願受験をする予定で、国内受験と留学用の勉強を両立させるのは正直厳しかったですね。初めて受けたTOEFLはPBTで460点でした。英語は元々苦手分野だったのですが、高校時代の英語の先生との出逢いによって英語に対して興味が湧き、好きになった教科なんです。好きな教科だからこそ、頑張れたというのもあります。

Q:容子さんが留学されていた大学について、教えて下さい。
A
:生徒数1,200人の小さなリベラルアーツ大学でした。大学ランキングを発表している機関、US Newsでは南部部門で毎回トップ10入りをしている優良大学です。留学生は全体で50人ほど、日本人は10人もいない大学なので、英語を話す機会は他校に比べて多いと思います。また大学の講義は一クラス多くても25人程度なので、先生との距離も近く、クラスメイトとも仲良くなり易い環境です。大学の教授はみんなPh.D(博士号)を持っている優秀な方ばかりで、質の高い教育が受けられました。大学のあるエリアは田舎だったので、勉強に集中でき、学生も地域の人もみんな素朴でフレンドリーな方ばかりでした。大げさではなく、キャンパス内を歩いているとクラスが違う人でも普通に挨拶をしてくれるような環境でしたので、私はとても気に入っていました。

Q:容子さんの専攻について教えて下さい。
A
:専攻は心理学部のChild developmentです。児童心理学という事もあり、周りのクラスメイトは将来、学校の先生になりたい人もいて、どちらかと言うと教育学部に近いかもしれません。私は人の心理、人との接し方に興味があり、子供が好きだった事からこちらの専攻を選びました。大学内にある小学生向けの補習校でアルバイトをしていたので、実践的にも役立つ部分が多かったです。

Q:留学中、何かびっくりした出来事、問題などはありましたか?
A
:まずは勉強量が日本と全く異なることに初めびっくりしました。過去にこれほどまで勉強したことが無い…という位学んだ時期でした。少し驚いた事は、時間の流れがとてもルーズ、交通機関も人との待ち合わせも30分から1時間遅れは当たり前、という事はびっくりしましたね。そしてアメリカにいると日本の接客やサービスが非常に丁寧だということを痛感します。アメリカの方はそこまで愛想が良く、丁寧なわけではありませんので…(笑)。
大きな問題はありませんでしたが、1度だけスーパーに行く途中、道を歩いていたら車から空き缶を投げつけられた事があって、それはさすがにショックでした。しかしそんな経験もあって大分精神的に強くなったと思います(笑)。気が強く、言いたい事を言う性格にお陰でなりました。日本にいた時とは大分性格が変わった様に思います。

Q:アメリカに出発して卒業するまでの期間、どの位かかりましたか?
A
:留学を開始して卒業するまでは全部で4年と1ヶ月かかりました。2005年4月から語学学校に通い、2006年2月に大学の正規クラスで学ぶ様になりました。
語学研修と大学を合わせると、通常5〜6年ほど卒業するまでにかかりますが、私は夏休みや冬休みを毎回返上してクラスを取っていたのでこの期間で卒業することが出来ました。休みが全くない留学生活でしたが、存分に学ぶことができて非常に充実した日々でもありました。

Q:留学に関して資金面を気にする方が多いですが、実際にはどうですか?また、特別お金の事で工夫していたことなどありますか?
A
:やはり資金面に対しては不安があったので、私は奨学金を出してくれる学校を選びました。大学に入学してから卒業するまでの期間、有難いことに年間約120万円を付与される奨学金をずっと頂きながら勉強が出来たのでとても助かりました。奨学金は高校の成績(5段階評価中3.7〜3.8くらいでした)が入学時は重視され、大学に入ってからは大学の成績(GPA)によって金額や継続してもらえるかが決まります。私が通っていた大学は奨学金が豊富で有名、ローンや返済不要の奨学金を含めて約90%の学生がこういった恩恵に授かっていたと思います。現地の学生だけでなく、多くの留学生も同様にもらっていたので、州立4年制大学に行くよりも結果的にリーズナブルだったと思います。

Q:アメリカは車社会ですが容子さんも車は持っていましたか?また多くの留学生は車を所有するのでしょうか?
A
:実は私は車を持たなかったのです。維持費がかかるので、使うときだけレンタカーを借りて乗っていました。運転免許は現地で取得しましたが、これは非常に簡単なもので、1日に1時間、運転の練習を5日間して20ドルで取れるものだったのです。日本の教習所の仕組みとはだいぶ異なりますよね。私は普段は歩いていったり、自転車で移動することが多かったですね。でも留学生は持っていた子が多かったようです。無いよりはあった方が絶対便利ですが、私は大学寮に4年間滞在していたので、車が無くても生活に困るような事はあまりありませんでした。

学校イベントで友人と

他の国から来ている留学生仲間と

友人たちと一緒に

学校キャンパスで仲間と一緒にくつろぎ中

仲良しの友達と

留学生のみんなと一緒に

キャンパス内でパチリ

補習校の可愛い生徒たちと

みんなで雪だるまを合作!

卒業セレモニーで友人と

大学留学を締めくくる卒業式

Q:大学での勉強の様子について教えて下さい。
A
:毎日8〜10時間は勉強していました。授業が終わったら毎日図書館に通い、深夜の12〜1時まで及ぶこともあります。各クラス毎回100ページのリーディング、レポート、エッセイ、プレゼンの準備が必要になるので平日は勉強に明け暮れていました。他の留学生も同様にこの位の時間は勉強していました。図書館が24時間空いているので、テスト前はみんなで徹夜して勉強に励んでいました。卒業する時は卒業試験、卒業論文、上級生向けのセミナーの3つを全てパスしなくてはならず、最終試験では大学1年〜4年までに学んだ事全ての範囲を対象とした試験が実施されました。本当に大変な勉強でしたが、とにかくやる、努力次第で結果はついていく、と留学をしていて思えるようになったので、出来るだけ努力して無事終えました。

Q:現地での友人はどの様にして作りましたか?
A
:学校の様々なイベントに積極的に参加したり、寮で仲間を作ったり、人づてで友人の輪を広げるなどしていました。地元の方が集う教会にも参加して、地域の方達との交流を深めたりして友人関係を広げていきました。

Q:アメリカで経験して一番良かった思い出、大変だった思い出それぞれを教えて下さい。
A
:良かった思い出は日本にいたら出会えなかった人との出会い、世界中から来た人との出会いがあった事です。大変だった事は沢山ありましたが、実は頑張っている自分が好きだったので、大変な事も喜びに変わっていきました。努力していることが結果に繋がった時、喜びに変われる…、考え方が前向きになったのだと思います。

Q:留学する前の自分と今を比べて、どの様な点が変わったと思いますか?
A
:内向的な性格だった自分が外向的に変わったと思います。現地では自分からコミュニケーションを取っていかないとならないので、一生懸命話している内にどんどん変わっていきました。今となっては電車やバスでも隣に座っている人に話しかけたくなるくらい、見知らぬ人とでも積極的に接したくなってしまいます。

Q:アメリカ大学留学の利点、欠点を教えて下さい。
A
:利点は勉強したい人にとっては最高の場であるという事ですが、遊びたい、楽しみたい人には間違った結果に繋がるのが大学留学だと思います。目標がある方にとっては良いのかもしれませんが、弱い意志、目的が無い人にとってはただ辛い経験になってしまうのではないかと思います。そして日本の大学では専攻を変えることは難しいですが、アメリカでは1〜2年次に一般教養を学んでから学びたいことを決めていけるので色々な事に興味がある人にとっては良い点だと思います。欠点については就活をする際に情報量が少ない、という事を感じました。新卒採用のタイミングも卒業時期にずれていますので、そういった事はマイナスかもしれません。しかし留学生対象のキャリアフォーラムも現地でありますので工夫して克服出来る点と思います。

Q:無事就職先が決定しているとの事ですが、どの様に就職活動は行っていたのでしょうか?
A
:毎年秋に開催されているボストンキャリアフォーラムに参加して就職活動を行いました。フォーラムでは内定2社もらう事ができました。ただ、自分自身のステップアップの為、就職活動は内定を頂いた後も続けていました。一時帰国中に出来るだけ活動をし、企業研究も行って面接に取り組んでいきました。フォーラムがある3日間の間に内定を決めたかったので事前に面接のアポを取れるように務め、実際、3日間の間で内定をもらいました。

Q:9月より働き始めるとの事ですが、どの様なお仕事に就かれるのですか?
A
:航空会社の総合職でグランドスタッフとして働く事になりました。空港での業務全般、カウンター業務、ご案内など、いわば旅客業務を担当します。いずれは海外空港業務(海外空港勤務)にも携わるチャンスがある様なので、是非頑張っていきたいです。内定までの道のりは、アメリカからインターネットでエントリーを行い、帰国後に面接をしてもらいました。内定が出るまでは約1ヶ月くらいでした。

Q:大学留学を考えている方へのアドバイスをお願いします。
A
:夢や希望だけでなく、留学は実際厳しいです。楽しむものではなく、自分を向上させるものであるという事を知っておいて欲しいと思います。最初の頃は勉強に追われて大変と思いますが、成功も失敗も自分次第、努力は必ず報われるという事を信じて前向きに頑張って下さい。


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