ICC国際交流委員会の大学留学プログラム
大学留学体験談
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■大学留学体験談〜アメリカ〜 <2年制大学>
夢だった大学留学を実現
アメリカでの生活は自分自身のパワーの源
1984年生まれ。群馬県出身。群馬県立渋川高校卒業。
2003年6月〜カンザス州のHesston Collegeに留学中。
留学は小さい頃からの夢
最終的には両親も認めてくれました
 とにかく英語が好きで、小さい頃から他の国での生活に憧れていました。本当は高校留学もしたいと思っていましたが、両親から猛反対され、その時は断念しました。しかし「大学は絶対留学するぞ!」と自分の中で強い決意を固め、大学留学も初めは反対されたので、自分で出来る限りの手続きや情報集めを行い、あとは親の許しが出るのを待つだけというところまで持って行き、とにかく「留学したい!」という、意気込みや気合をみせました。
 最終的には両親も熱意を認めてくれて念願の留学をすることが出来ました。新しい場所でうまくやって行けるのか?ホストファミリーとの生活は大丈夫か?といった事は不安に感じていましたが、実際に向こうに行ってみなければわからないと、あまり深く考えないようにして、留学への期待感に胸を膨らませていました。
充実したサポート体制
英語での生活も徐々に慣れる事が出来ました
 留学生用オリエンテーションではGPA、卒業単位、銀行口座の開け方、Kick out、コンピューターラボ、図書館の使い方、など大学生活全般について細かく説明してくれました。
大学のアドバイザーのサポートはかなりしっかりしています。小規模な学校なので用事があるときに、オフィスに行けば必ずアドバイスがもらえます。
 ESLには1年間通いました。ESLと平行して正規の授業も2つほど受けました。今でもたまに会話には苦労しますが、留学後6ヶ月くらいすれば耳が英語に慣れ普通に生活できるようになりましたね。留学して初めのころは少しホームシックになりましたが、日本へ電話をすると余計シュンとなりそうだったので、日本の音楽を聴いたり、友達と楽しく過ごしたりして気分転換をするようにしました。
アメリカの田舎は勉強するのに絶好の環境
 1日のスケジュールは、7時半に起床、カフェテリアでワッフルかシリアルを朝食に食べてから登校しています。大学の寮からは徒歩数分なので通うのに不便はしません。
 空き時間には疲れていたら寮に戻り昼寝をするか、図書館で宿題を行なうようにしています。昼食は主にカフェテリアで友達と取ることが多いですね。放課後は図書館で勉強しています。毎日課題がたくさん出るので大変ですが、週末には思いっきり友達と遊ぼうと自分の中で区切りを付けています。勉強は1日5時間ぐらい。もちろんquiz(小テスト)前やexam(試験)前は寝ないで勉強する日も多々あります。就寝時間は12時以降が普通です。
 住んでいる町はかなりの田舎。町の人はお互いに知り合いで、道で会えば必ず声をか毛合い、みんな温かい人ばかりです。アメリカの田舎は日本の田舎に比べ物にならないほど何もなく、勉強するにはとてもよい環境です。
興味深い授業の数々
毎日新しい発見の連続です
 現在取っている授業内容を以下に簡単に説明していきます。

【Intro to Biology】
日本の高校ぐらいのレベルで、遺伝、人間の体の器官の構造などを学びます。毎週一回quizとラボがあります。覚える単語などが多いので意外とタフなクラスですね。講義は30人ぐらいで、ラボは15人ほどです。
【Web Author & Publishing】
自分のホームページを作成するコンピュータの授業。18人で受けています。
【U.S. History ?】
ビデオを鑑賞したり、テキストを読んだりして、ディスカッションを行ないます。先生がディスカッション好きなのであまりディスカッションに参加していないと、指名されて自分の意見を求められます。人数は40人ぐらい。
【Survey of Fine Arts】
美術史、音楽史、他の芸術系の歴史を学ぶ授業。課題はペーパーと20ページぐらいのリーディング。楽器や音楽を作ったりするプロジェクトや、学期中に最低10回はコンサートに行くなど中々濃い内容です。毎週1回はquizがあります。人数は40人ぐらい。
【Cultural Anthropology】
授業形態はLectureとビデオを見ます。課題は毎週1回近くの老人ホームでボランティアをして、paperを書くなどです。25人で受けています。 

 授業は1時間15分〜1時間50分で行なわれ、人数も多くないので皆がまとまっていて、とても雰囲気が良いです。僕が好きな授業はWeb Author。休日にはよく色々な所に出掛けるので、自分の旅行についてホームページを作成しています。コンピュータは得意ではないのですが、少しずつ自分のホームページが出来ていくのが楽しいです。
自分の考え方を改めて気づかせてくれる
各国の友達との交流
 友達はインドネシア、韓国、エチオピア、ロシア、ガーナ、ハイチ、ネパール、日本、カナダ、アメリカと多種多様です。僕はあまり積極的なタイプではないので友達作りは結構大変でしたが、他の国の留学生とは自分と境遇が同じだからか、すぐに友達になれました。問題はアメリカ人の友達作り。自分から話し掛けて行かなければ、ほとんど話し掛けて来てはくれませんでした。僕の場合はルームメイトがアメリカ人だったので、ルームメイトをとおして徐々にアメリカ人の友達ができていきました。アメリカ人の友達を作りたい人はとにかく自分から積極的に話し掛けて行くのが良いと思います。
 色々な国の人と友達になれた事はとても自分にとって良い経験になっています。彼らの様々な意見を聞くたびに、自分ならどう考えるかと常に意識しながら物事をとらえるようになりました。
長期休暇は旅行へ出かけ
とにかくエンジョイ!
 冬休みにフロリダにホストの家を訪ねました。とっても綺麗なビーチがあり、すばらしい環境でした。ホストの家に他の留学生がいたので、皆と一緒にディズニーワールドやユニバーサルスタジオに行き、大いに楽しみました。
 春休みはニューヨークとワシントンDCに行きました。ニューヨークはとにかくにぎやかな街で、見るもの聞くものが刺激的です。やはりニューヨークに一度は住んでみたいですね。また、様々な国の人がいるので外国人という扱いをうけず気持ちも楽でした。ワシントンDCはすごく綺麗な街で、「さすがアメリカの首都!」という印象です。今度の秋休みには、サンフランシスコに行く予定で、どんな街なのかと楽しみにしています。
留学してからが肝心
新たな目標に向け毎日を精一杯送りたい
 留学することは誰にでも出来るけど、留学してからが肝心です。学業で高い成績をキープしていくのは大変ですし、初めは相手の話していることがよく分からず落ち込むこともあると思います。しかし、自分が留学している目的を改めて考え、目標に向かって頑張って欲しいと思います。辛いことがあっても、その分楽しいこともたくさんあります。留学してみたいと思ったら、自分からアクションを起こしてみることだと思います。
 今は一般教養課程ですが、将来はBusinessかInternational politicsを専攻したいです。Politicsは他の留学生の国の話を聞いて、政治が関連している問題が多く、世界の政治的問題を深く学びたいと感じたから。自分自身が何を学んでいきたいのか、もう少しじっくり考えて、4年制大学に編入を目指し、毎日の勉強に励みたいと思っています。
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