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■専攻を選ぶ〜イギリス〜 |
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〜自分に合った専攻選びのポイント〜 |
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イギリスはEU諸国でも群をぬくほど数多くの専攻(コース)が提供されています。UCAS(大学受験登録窓口機関)で選択可能な学部課程のコース数は5万を超えるほど。学位も伝統的なSingle Honors Degreeと呼ばれる、一つの分野を深く掘り下げて学習するものと、近年浸透してきたモジュラー制を利用し、Joint/Combined (Honors) Degreeと呼ばれる複数の分野を並行して学習できるものがあります。まずはイギリスの学部課程における教育の仕組みをしっかり把握しておくことが自分に合った専攻・コースを選択するうえでもっとも重要です。 |
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イギリスの学部課程は学士号を目指すBachelor's Degree、2001年度より導入された中級レベルの学位Foundation Degree、各種職業資格取得を目指すHND(Higher National Diploma)の3コースに大別されます。
| (1) |
Bachelor's Degree
特定の分野について深く学習することを目的としている。多くの学生はSingle Honors Degree(優等学位)の取得を目指し、この学位はさらにFirst Class、Upper Second、lower Second、Third、Passにレベル分けされる(Honors DegreeとなるのはThirdまで)。大学院進学を目指す場合はUpper Second以上の取得が必須となることが多い。
Joint/Combined (Honors)Degreeも優等学位の一つの形態として認識されている。この場合、学位取得までに4年間を要することもある。この他、大学が定めた科目履修により取得する学士号コース以外に、Modular Degreeと呼ばれる単位制による学士号もある。このコースの登場により、各大学での単位互換も可能となってきた。
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| (2) |
Foundation Degree
2001年度より導入された新しい学位。各専門分野における中級レベルの学位に位置する。
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| (3) |
HND(Higher National Diploma)
Higher Education collegeやFurther Education collegeで提供される学部課程レベルの各種公的資格。
ちなみにスコットランドの大学は学士号をMasterと呼ぶところもあり、また一部の大学では、日本の一般教養過程に相当するコースが1年次に設置されているところもあり、その場合は学位取得までに4年間要します。
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◆日本人に人気の専攻分野
国際関係学
ある複数国間が抱える諸問題について、あらゆる側面からよりよい関係を導き出すために考察・研究する。政治・経済・文化など様々な歴史的要素において国際社会と長年携わってきたイギリスでは、政治学研究の分野において数々の著名な学者を世に送り出してきた。国際関係学も政治学・社会科学の分野から発展してきた学問で、そうした意味でもこの国で国際関係学を学ぶ意義は大きい。
開発学
開発学とは、地域・国家レベルで行われる開発を、行政面・環境面・人材育成面など、多方面から研究するもの。過去に植民地政策を行ってきた開発研究の先駆者・イギリスには各国から留学生が集まってくる。授業では開発に関する基礎的な知識を蓄え、トレーニングを行う。現実の様々なケーススタディを学習し実践力を養い、そのうえで戦略的かつ最適な方法で開発問題を解決していくことができる人材育成を目的としている。より専門的な研究は大学院で行われているが、院生の多くは各国の政府機関、国際機関で実務に従事している人々。そうした現実からも、いかにイギリスにおける開発学のレベルが高いことがうかがい知れる。
環境学
比較的新しい学術分野である環境学は、現在世界が抱えている様々な環境問題に即して、解決策としての理論、技術を発展させていく、非常にプラクティカルな分野。環境学は、自然環境と社会情勢との両方が複雑に入り組んだ幅のある分野で、環境生物学、環境工学、環境経済学など、専門分野は細かく分かれている。イギリスはこの分野の研究機関が非常に多く、コース内容も充実している。近年では環境マネジメントの人材育成コースの提供が盛んで、ビジネス、科学、法学の分野を横断した多角的な学習内容となっている。
英語教授法
TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は、外国語としての英語を教える技術を身につける専攻分野で、近年は日本の教育界でも関心が寄せられている。そのため、TESOLプログラムは、日本人にとっても人気が高い専攻科目の1つ。TESOLプログラムでは、主に語学教育の基本理念や、総合的なティーチングスタイル、異文化教育論などを学ぶ。
◆注目したい専攻分野
作業療法
作業療法や心理療法などのリハビリテーションを通して、身体障害者や精神障害者の失われた機能の回復を助けるための治療法を学ぶ。福祉国家として知られるイギリスでも、特に研究が進んでいる分野の一つ。高齢化が進む日本でこれから必要とされそうな分野である。
美術史
ヨーロッパで芸術に関連した分野を学ぶというのは、芸術に興味のある人なら一度ならず夢に見ることだろう。街並みが芸術的と形容されるヨーロッパの国々では、美術史というのは非常に盛んな研究分野である。そのなかでもイギリスの美術史はかなりの評価を得ている。どの大学・大学院でも一定して高い水準を保ち、様々な手法で芸術にアプローチすることができる。
美術史というのは芸術の分野において、秀でた才能を持つ人や傑作、美術史上象徴的なできごと、さらには時代に対して様々な角度からアプローチし、検証を試みる学問である。独特の伝統や文化を築き、守ってきたイギリスでこの分野を学ぶメリットは大きいといえる。
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