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■大学を選ぶ〜カナダ〜 |
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アメリカに比べ大学数は少ないとはいえその中から適切な大学を選ぶのは容易な作業ではありません。そのなかで自分にとってベストな大学を選ぶポイントは留学して何を学びたいのか、つまり専攻したい学問を考えてみることです。それにはまず自分のやりたいこと、条件などを明確に整理することからスタートします。また希望を実現するためにも、高校の成績を上げる、語学力をアップさせる等、様々な条件をクリアする意気込みも大切です。
それでは、次のステップを参考にしながら、具体的に志望校の絞込みをしていきましょう。
Step 1 自分の実力を知る
Step 2 大学リサーチ
Step 3 留学資金の計画
Step 4 情報収集
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| まずは入学審査に必要となる2つの条件をチェックしましょう。 |
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高校での成績 |
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ほとんどの大学が高校での特定コースや科目を履修していることを入学条件にしています。中には日本の大学で1年以上勉強していることを条件にしている大学もあります。ですからカナダの大学は単に高校の卒業資格があれば入学できるとうわけではありませんが、普段のボランティア活動や地域社会への貢献などが入学審査の対象となることもあります。
カナダでは高校の段階で進学コースと就職コースに分かれ、進学コースでは数学や理科、社会、語学などの一般教養や専門分野に応じた基礎科目を履修します。最低必要となる成績は大学、専攻分野で異なり、各大学がこの基準値を公表しているので、自分がそれを満たしているかどうかは事前に調べればわかります。尚、カナダの4年制大学に進むには、日本の高校生であれば評定平均4.0以上(5段階)が目安となります。コミュニティ・カレッジの場合でも平均以上の学業評価を求められます。
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TOEFL(英語能力試験) |
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入学条件は学校やコースによって異なりますが、ほとんどの大学で英語を母国語としない留学生に対し、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)などの英語力判定試験のスコアを要求しています。必要な水準はTOEFL iBT80〜100(PBT550〜600)点、IELTSの場合はBand6.5〜7.0、MELABでは85〜95点になります。コミュニティ・カレッジでもTOEFL iBT61〜80(PBT500〜550)点以上は必要となります。(iBT=Internet Based Testの略)
また、カナダでは最近、CAELを認める学校が増えています。入学できる基準としてスコア70を設定しています。
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| 自分の実力を知ったうえで、家族と話し合いながら自分の希望を明確にしていきましょう。 |
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4年制大学 or 2年制大学 |
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カナダには学位授与できる4年制大学が93校あります。その大半が州立で日本やアメリカのように大学間のレベル差は激しくありません。言い換えれば、どの大学もレベルが高く、質のよい教育が均等になされているのです。ちなみに93校ある大学のうち、30校はフランス語圏にあり、授業は主にフランス語で行われています。
短大は200校以上ありますが、そのうち150校程度がコミュニティ・カレッジ。各州によって名称が異なっています。職業訓練コース、4年制大学進学コースの他、成人の地域住民を対象とした生涯教育の提供も行っています。
職業訓練コースはCertificate Course(1年間)と、Diploma Course(2〜3年間)があり、専攻分野はかなり種類が豊富で、ビジネスや美術、デザイン、薬学、看護学などがあります。
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異なる地域性 |
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10の州と3つの準州からなるカナダは東と西では5時間半の時差があります。東部か西部か、都市部か地方か、周辺地域の気候や環境などをよく調べて自分に合っていると思う場所を探してみましょう。
ここで日本人留学生が多い上位3州の特徴を挙げてみましょう。
ケベック州(Quebec)
カナダでもっとも伝統と歴史のある州です。フランス文化をかたくなに守り続けたケベック州、人口の半数以上がフランス系で、公用語としてフランス語が使われています。主要都市はセント・ローレンス川に浮かぶ島に築かれたモントリオールと中世ヨーロッパの匂いを残す城壁に囲まれたケベック・シティー。
代表的な大学はモントリオールの中心部にある、マギル大学(McGill University)。伝統と格式を重んじる名門校ですが、民族的、文化的にバラエティーに富んでいることと伝統校としてはオープンな校風が個性的な大学。留学生比率もカナダの大学で最も高い19%となっています。
ブリティッシュコロンビア州(British Columbia)
最も気候が温暖で、年間を通じて過ごしやすい州です。雄大な自然がすばらしく、フィヨルドの海岸、森と湖と渓谷、ロッキーの山並みなどが広がります。林産・海洋資源に恵まれ、日本の産業とも深く関わっています。中心となるとなる都市は、海を背景に高層ビルが立ち並ぶカナダ第3の都市バンクーバーと、ビクトリア調やチューダー調の建築物が街並みを彩る州都ビクトリアです。
この州には西部カナダ最大の大学ブリティッシュコロンビア大学、サイモンフレーザー大学(SFU)があります。SFUはMaclean's誌の大学ランキングでは「総合大学」部門の第1位にランクされています(2008年度発表)。3つのキャンパスを持ち、ビジネス、芸術、サイエンス、教育学、心理学など110以上のプログラムがあるマンモス大学です。日本人留学生は60名ほど、バンクーバー市街地まで車で約30という優れた環境です。
名門SFUに進学できるプログラムについて
オンタリオ州(Ontario)
人口も生産もトップで、カナダ経済の中心となっている州です。首都オタワ、カナダ第一の都市トロントを有し、文化水準も高い地域です。特にトロントには高層ビルが立ち並び、ショッピングセンターが連なる繁華街もあって、多くの若者たちで賑わっています。トロントから車で2時間ほど走れば、あのナイアガラの滝を見ることができます。近代的な大都会と大自然の見事な調和。まさにカナダの魅力を象徴する州といえます。
オンタリオ州の名声高き大学は、ウォータールー大学です。Co-opを積極的に推進した大学であり、その普及度は世界一です。また同校の名前を世界的に知らしめているのは数学部と工学部、中でもコンピューター工学はMicrosoft社をはじめ、コンピューター関連企業には毎年かなりの数の卒業生を送り出しています。
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大規模校or小規模校 |
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都市部に集中している大規模校は、教育、研究環境が整備されているので、それぞれの分野において現実社会の最新の情報を反映させた高いレベルの教育が受けられるといえるでしょう。ただ、一クラス100人単位の学部課程でのマスプロ授業や自分の研究にばかりに関心がある教授陣など、ベストとはいいがたい環境の大学があることも否めません。これに対して東部に多い小規模校は、学部教育がメインでほとんどが全学生3,000人程度の規模です。少人数クラス(20〜30人程度)による密度の濃い個人指導が期待できます。ただし、専門分野が限られ(人文系学部が多い)産業界など外部とのパイプが弱い場合もあります。
それぞれの大学には長所、短所があり、どちらがいいとは一概にいえません。自分の目的や性格をよく考え選ぶことが大切です。
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専攻で選ぶ |
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どのタイプの大学が自分に適しているかを決めたら、個別の大学選択ですが、着眼点は自分が専攻したい分野に強い大学かどうかです。日本の受験生は、今でも東京大学を頂点とする大学ヒエラルキーめいたものに縛られがちですが、カナダ留学においては、その思考パターンは捨て去るべきです。伝統・名門校や大学ランキングなどは確かに存在しますが、教育体制や専攻すべての面で上とか下とかはありません。自分が学びたい、研究したいと思えるプログラムの有無、それに携わる教授陣や関連設備の充実ぶりをチェックすることがなによりも重要です |
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滞在方法 |
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住まいの種類としては学校の寮、アパート、ホームステイが考えられます。たいていの大学では寮が完備されていますが、通常は部屋数に限りがあるので入寮希望者は4ヶ月前までに申し込むようにします。
カナダではホームステイは定番化しており、留学生を受け入れている学校にはホームステイ先紹介の専門スタッフがいます。入学申請時に手配の希望を出せば、出発前までに受け入れ先の家族を探してくれます。一方、ホームステイや寮に比べると、費用は割高になりますが、アパート暮らしという方法もあります。住環境は留学生活の快適さを左右する重要なポイントなので、具体的な情報を収集し、自分に合った滞在方法を選びましょう。
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留学生サポート |
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留学生を積極的に受け入れている大学では専門部署(International Education Centerなど)を設置し、サポート体制の充実に努めています。受け入れ実績に乏しい学校を選ぶ場合は、不都合があっても自ら解決していく覚悟が必要です。初めての留学であればサポートなしでは留学生活を乗り切るのに、不安が伴います。その点では自分にとって、必要なサポート体制を提供してくれる大学かどうかということも、選択のポイントのひとつといえるでしょう。 |
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| 自分の希望を明確にすると同時に、資金についても考えなくてはなりません。カナダは比較的物価が低いこともあって、学費は安め。アメリカの一般的な私立大学の学費の7割程度と言われています。とはいうものの、あらかじめ渡航前に十分な資金を準備しておくのは当然です。家族とよく話し合って無理のない計画を立てましょう。ちなみに住まいの形態や生活ぶりで幅が出ますが、月の生活費はC$1,000〜C$1,500程度です。 |
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希望や条件が明確になったら、次は具体的な大学リサーチに入ります。アメリカに比べ大学数は少ないとはいえその中から適切な大学を選ぶのは容易な作業ではありません。また、カナダの学校情報を完璧に網羅したものはないに等しく、ガイドブックもホームページも少ないのが現状です。
本サイトを参考にしながら、希望を絞り込みつつ、以下の様々な方法を組み合わせてカナダの大学について調べてみましょう。
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書籍 |
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カナダの学校情報を網羅したガイドブックはとても少ないのが現状です。そんな中でカナダの有名週刊誌Maclean'sが毎年1回発行しているガイドブックは日本で入手できる貴重なガイドブックです。The Maclean's Guide to the Canadian Universities & Collegesは大学ランキングの情報をメインにカナダの大学に関するレポート、大学やカレッジの取材記事、奨学金情報などカナダの大学教育がリアルに伝わってくる構成になっています。
また、カナダの大学協会AUCCが発行している大学総覧、The Directory of Canadian
UniversitiesもAUCCを構成するメンバー校について、出願条件、成績評価システム、費用、寮や設備、学生数、各大学で履修できるプログラムと学位リストなどが紹介されており、役に立つ一冊といえるでしょう。
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インターネット |
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カナダの学校はたいてい自前のウェブサイトを開設しています。学校の詳しい情報が知りたか
ったらその場で調べられるのがインターネットのよいところ。ただ、学校のウェブサイトは自校のいい面ばかり見せる傾向があるので、洗練されたデザインなどに惑わされないよう、学校の実態を見極めましょう。また聞きたいことがあったらEメールを使って確認すれば、メールの反応によって、学校の受け入れ態勢が見えてくる場合もあるので、利用するのもひとつの手といえます。
(カナダ各種情報について)
(教育制度を知る)
(検索機能を利用した学校選び)
(留学生向けサービス情報)
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留学フェア |
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出版社や公的機関、留学斡旋業者などが主催する留学フェア、文化イベントにカナダをカバーしているものがないか調べてみましょう。各種留学フェアでは、現地の学校関係者と直接話ができることもあります。 |
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公的留学機関 |
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留学を決めたら、一度は足を運んでおきたいのが、留学関連の情報サービスもしている大使館や国際交流センターなどの公的留学関連機関です。メリットの一つは、書店では入手が困難な、あるいは個人で購入するには高価な留学関連書籍を閲覧できること。機関によっては、個々の学校のパンフレットを置いていたり、インターネットを利用できたり、留学相談を受け付けていたりするので、大変役立ちます。
・カナダ大使館広報文化部・図書館
・カナダ総領事館
・財団法人日本国際教育委員協会留学情報センター
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民間の留学機関 |
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公的機関においては、大学選びをする手段をアドバイスしてくれるものの、特定の大学を紹介したり、入学手続きを代行したりといったサービスを提供していません。公的機関では個人で留学手続きを開始している人にアドバイスを提供してくれます。
個人で大学を探したり、選んだりすることが困難な場合には、民間の留学機関を利用するとよいでしょう。民間の留学機関では、希望や条件にかなった大学をリサーチし、志望校決定を手伝ってくれるうえ、入学手続きの代行をしてくれます。ただし自由に大学を選べない留学制度やプログラムがあったり、多額の費用がかかる場合がありますので、よく内容を調べてから利用しましょう。
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大学のパンフレット |
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興味を覚えた学校があったら、早速その学校のパンフレットを取り寄せてみましょう。学校情報はウェブサイトなどでも入手できますが、印刷版の学校パンフレットならいつでも手にとって見ることができ、学校間の比較検討も楽にできます。取り寄せる方法としては、インターネットで請求、Eメールで請求、電話で請求の3つがあります。パンフレットが手元に届いたら、How to Apply(出願要項)、Admission Requirements(入学条件)、Courses and Fees(コース別学費)などをチェックします。 |
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