ICC国際交流委員会の大学留学プログラム
アメリカ大学留学
アメリカ大学留学:留学費用
■留学費用〜アメリカ〜
留学にかかる費用を具体的に算出してみよう
 アメリカの大学に留学した場合、1年間あたりの留学費用は都市部でだいたい300〜350万円、地方都市で250〜300万円がひとつの目安となります。この費用には入学申請費、授業料、教材費、滞在費、医療保険料、娯楽費、交通費、渡航費など様々なものが含まれますが、なかでも授業料、滞在費が大きな割合を占めます。授業料に関しては、州立か私立かどの大学を選択するかによって大きく差が生じます。また滞在費についてもホームステイ、大学寮、アパートなど、滞在方法や地域によって違いがあり、金額にも幅が出てきます。その他に必要な費用も日本と事情や考え方が異なる点もありますので、その点をよく把握しましょう。

●留学前の準備費用
●入学申請時および渡航手続きにかかる費用
●留学中にかかる費用
留学前の準備費用
◆英語の準備にかかる費用
公式のTOEFLは1回受験するのに1万円以上の受験料がかかり、毎月受験すると経済的な負担が生じます。またTOEFL対策のために塾や予備校に通うとなれば、月に数万円の月謝が必要になることも。できるだけ安く抑えるには通信講座を利用するのもよいでしょう。参考書やCDのセットを購入して独学すればなお安く抑えることができますが、学習のコツがつかみにくいかもしれません。

◆留学機関を利用する費用
留学の手続きを民間の留学機関に依頼する場合には、その費用がかかります。留学機関によって20万〜400万程度とまちまちです。安いからいいというわけではありませんが、高すぎるのも考えものです。手続きに支払う高額なお金があれば、その分を学費や生活費の予算にあてたほうが、よほど有意義な使い道だといえます。アメリカの大学は、優秀な大学ほど学費が高くなります。せっかくいい大学に行ける能力があるのに、手続き費用に予算を多くとってしまい、学費の安い大学にしか進学できないのは、本当にもったいないことだといえます。
入学申請時および渡航手続きにかかる費用
入学申請料:1校につき$40〜200程(無料の大学もあり)
滞在手配料:1校につき$100〜400程(不合格の場合は通常返金される)
滞在先敷金(寮):$100〜200(渡航後に支払う場合もある)
海外国際宅急便:1校につき$40〜60(大学から指定があった場合のみ必要)
学生ビザ申請料:$131
SEVIS管理費:$200
健康診断費用:5,000〜10,000円(予防接種等/大学から提出を求められた場合のみ必要)
海外保険料:8万〜16万円/9ヶ月(加入する場合は渡航前に加入申込が必要)
渡航費用:7万円〜20万円(行き先、出発時期による)
*この他、留学手続きを留学エージェントに代行してもらう方は別途手配代行料金がかかります。
留学中にかかる費用
◆授業料
 授業料は一般的に州立大学が平均的に安く、私立大学が平均的に高いとされています。しかし、これはあくまでも平均的な話で、さらに詳しく解説すると、難易度の高い大学ほど授業料が高い傾向にあり、同レベルの州立と私立を比べると州立の方が平均して安いということです。
 例えば、州立のトップ校に名前が挙がるUniversity of Michigan-Ann Arborの年間学費は約$35,000。これは、米国の平均的な私立の大学よりも高い授業料ですが、IVYリーグに代表されるような私立のトップ校の平均は$25,000〜42,000。ですから、やはり州立大学は同レベルの私立大学と比べると平均して安めと言えるのです。
 ただし、私立大学であっても、奨学金が支給され、州立大学へ通うよりも安い費用で留学できたケースも例年みられるため、一概に州立大学へ通うほうが、授業料が安くなるということでもないのです。

留学を対象とした奨学金情報
<コラム> ・教育は将来への投資、良い大学ほど学費は高い
授業料の比較[9ヵ月分](2009年/The College Board社調べ)
◆授業料が高い大学例
<州立> University of Michigan(ミシガン州)$35,126
University of Colorado(コロラド州)$28,186
University of California, Berkeley(カリフォルニア州)$30,346
<私立> Smith College(マサチューセッツ州) $37,758
Colby College(メイン州) $50,320
Stanford University(カリフォルニア州) $37,380
◆授業料が安い大学例
<州立> University of Central Oklahoma(オクラホマ州)$10,652
Louisiana State University in Shevepoint(ルイジアナ州)$8,230
<私立> Brigham Young University(アイダホ州)$4,290
Ozark Christian College(ミズーリ州)$8,450
◆滞在費
1. 大学寮
 大学へ留学する場合の滞在方法は、基本的には大学寮が一般的です。大学寮を併設していない場合は、ホームステイやアパートメント(シェアハウス含む)の滞在も考えられます。滞在費を考える場合、まず食費や交通費、家具などが含まれるかどうかなどを考える必要があります。大学寮の場合は、ベッドや机などの基本的な家具は揃っていますし、ネット環境も整っています。しかし、食事は1日3食分が滞在費に含まれているところもあれば、いくつかのミールプラン(10食〜21食/週)から、好きなプランを選んで食費は別途支払う大学もあります。滞在先に大学寮を考える場合は、食費が含まれているかどうかを確認しましょう。尚、一部の大都市を除けば、大学寮はキャンパス内にあるところが殆どですから、交通費も基本的にはかかりません。
2. ホームステイ
 ホームステイの場合も、大学寮同様、生活に必要なものを揃える手間と費用は必要なく、食費も滞在費に含まれている場合が多くなります。しかし、ホームステイの場合は、学校までの交通費が必要となります。バスを毎日使用した場合、月$50〜60程が相場のようです。(滞在地や学校までの距離により交通費は異なります。また、4年制大学ではホームステイでの滞在はあまり考えられません)
3. アパート
 アパートの場合は、1人で住むのか、それともシェアメイトと呼ばれる同居人がいるのか、また居住地の違い(都会か田舎か)によって大きく異なります。当然、田舎より都会、複数で借りるより1人で借りる物件の方が高くなります。また、Furnishedと呼ばれる家具付物件とUnfurnishedと呼ばれる家具無し物件によって、生活に必要なものを入居時に揃える必要があるかどうかが決まってきますので、必ず契約時には確認しましょう。アパートの場合は、その他食費、光熱費も加わるため、アパート代は一見安くみえても、生活費全体となると大学寮やホームステイよりも高くつく場合が多いといえます。
滞在費[9ヵ月で算出]
◆学生寮(2食付) $5,600〜12,000
◆ホームステイ(2食付) $6,700〜8,000
◆アパート代(部屋代のみ) $8,000〜10,000
*費用の違いは州立、私立というより立地条件(都会/田舎)が大きく反映します。
<コラム> ・生活費用、どこに住むかで個人の消費行動は違ってくる
◆その他に大学に納める費用
教材費:$200〜500/1学期(Art,Music,Film等を専攻している場合は道具や機材を揃える費用が別途必要)
学生登録費:$20〜50/1学期(コンピュータラボの使用料など)
強制大学保険:大学から加入を求められた場合のみ必要です。

・強制大学保険について
◆個人的な支出の内訳
リネン代:$100〜200(シーツ、枕、掛け布団/寮、アパート滞在のみ必要)
日常品:個人により異なります(シャンプーや洗顔類などは到着した日から必要)
ランドリー代:$2〜3/回(洗濯機&乾燥機)
交通費:$0〜$50/月(バスで通学する場合)
車購入費:$2,000〜$10,000(購入する場合、年式・車種による)
車の保険料:$500〜$1,500/年(購入する場合、年齢、運転歴などによる)
滞在先敷金:通常家賃の1ヶ月分(アパートの場合)
光熱費:寮とホームステイに滞在の場合は費用に含まれている場合がほとんどです。アパートに滞在した場合は自己負担となりますが、中には電話代以外はアパートの家賃に含まれるところもあります。電気、ガス、月々の電話基本料で$50〜80ほど。カリフォルニア、アリゾナといった暑い地域は、夏の光熱費が月々$100近くになる場合もあります。寒い地域も同様に冬の光熱費がかさみます。電話の月々の基本料金は$30、回線開設費は$100ほどが相場です。
家具:個人により異なります(ベッド、机、タンス等/アパートの場合)。
国際電話代:$0.50/分(米国→日本)
◆長期休暇の支出内訳
滞在費:夏学期を受講する場合は、その間の滞在費用を支払う必要があります。
旅行費用:個人により異なります。
夏期授業料:$500〜2000ほど。大学、取得単位数により異なります(受講する場合のみ)。

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